ブログ|長崎浜町アーケード・中央橋近くの築町にある内科・呼吸器内科-築町クリニック

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今年のインフルエンザ予防接種について

 築町クリニック院長です。いつも大変お世話になっております。

 さて昨年末からの相次ぐ新型コロナウイルス感染症の流行とは反対に昨シーズンのインフルエンザは全く流行しませんでした。

 今シーズンのインフルエンザの流行も今のところはっきりとした予測の記事を目にすることはありません。

 今年のインフルエンザ予防接種をどう勧めるかを考えるために調べたところ東京都立駒込病院感染症科部長:今村顕史先生のSNSへの投稿記事が最も現実的な対応を考えられますので引用し説明いたします。

結論としては「例年どおりインフルエンザ予防接種を推奨します」

 今村先生はプラス因子とマイナス因子に分けて、現時点でのリスクを評価しています。(プラス=みなさんに有利な条件)

【今季インフルエンザのプラス因子①】

<南半球の流行状況>南半球の温帯地域はすでに冬の時期を終えているが、インフルエンザの流行はみられなかった。通常の日本を含む北半球のおけるインフルエンザの流行は南半球からの流入による影響が大きい。また、渡航も制限されていることも流入を防いでいる。

【今季インフルエンザのプラス因子②】

<新型コロナウイルスに対する対策の継続>新型コロナウイルスの流行が抑えられても、社会的な感染対策、マスクなどの個人的な感染対策などは継続される。(欧米では緩和するとマスクをはずす人も多い) 新型コロナウイルス対策は、同時にインフルエンザの流行対策としても有効である。

【今季インフルエンザのマイナス因子①】

<感受性者の増加>前季の冬はインフルエンザ流行がなかった。多くの人が感染しなかったことで、感受性者(かかりやすい人)が増えている。感受性者の増加によって、感染は広がりやすくなる。(昨年に流行のなかった子どものRSウイルスは、今春に増加がみられた。)

【今季インフルエンザのマイナス因子②】

<北半球でインフルエンザの流行がみられている>南半球では流行がなかったが、インド、バングラディシュなどで、インフルエンザの発生がみられている。大きな流行とはなっていないが、日本においても今後の発生状況には注視していく必要はある。

【今季インフルエンザのマイナス因子③】

<感染対策の緩和による影響>新型コロナウイルスの感染者数減少にともない、その対策も徐々に緩和される見込みとなっている。対策の緩和による人の移動によって、インフルエンザにとっても昨年よりは増えやすい環境となる可能性が高い。

以上のリスク評価を総合的にみると、大きな流行にはなりにくいが、昨年よりは地域散発的な流行が起きやすい環境となってる。まだ流行が起こっていないので慌てる必要はないが、特に高齢者や基礎疾患のある人は、重症化を防ぐためにインフルエンザのワクチンも接種することが推奨されます。

との見解を示しています。

今シーズンは年末年始の人の移動でインフルエンザ流行が始まる可能性が十分ありえますので12月前半までに予防接種をうけておくことをお勧めします。

引用元:facebook/あれどこ感染症